クラゲのはなし、マッコウクジラのはなし
のもざき自然塾、今年度最後の講演会は二本立てです!
今回は、なるべく小学生の方にもわかるような話の構成にしていただいています。申込や参加料は必要ありません。生きもの好きな子、もちろん大人の方も、ふるってご参加ください!
【クラゲのはなし】14:00~14:40
◆講師◆長崎ペンギン水族館 飼育展示課 玉田亮太
野母崎での一般的なクラゲの認識というと、毒針をもった「イラ」、お盆の時期に出る「盆クラゲ」、夏過ぎに浜に打ちあがる「ミズクラゲ」ざっくりこのあたりではないでしょうか。クラゲって透明のものが多いので、なかなか気づきにくいですよね。でも、すこし注意して見てみると、虹色の光を反射したり、何十匹もの集合体が1匹のように動いたり、モジャモジャだったり…「こんなものまでクラゲなの?!」と驚くほどの、非常にユニークで美しい姿を見せてくれます。
今回、クラゲのお話をしてくださるのは、長崎ペンギン水族館の飼育員、玉田さん。水族館ではペンギンの担当ですが、個人的にクラゲの調査研究もされています。玉田さんが撮影された美麗なクラゲの写真を見たら、「クラゲ観」が変わること請け合い?!
当日は会場に生きたミズクラゲもやってきます。もしかしたら餌やり体験もできるかも!
これからクラゲが増えてくる季節。玉田さんのお話で予習して、春の海でクラゲ観察をするのも、楽しいですよ!
【マッコウクジラのはなし】14:50~15:30
◆講師◆長崎大学水産学部海棲哺乳類研究室 博士課程 小林駿
「歯のある動物」としては世界最大!水深3000mまで潜ることができるといわれる、大きな頭が特徴のマッコウクジラ。よく、ダイオウイカと格闘している姿が描かれ、「深海でくらすクジラ」という印象が強いかもしれません。
ところが、そのマッコウクジラが実は長崎の沖…五島海底谷に集まるということが、近年わかってきました。彼らの調査研究の第一人者である小林さんに、長崎のマッコウクジラの話をしていただきます!
マッコウクジラとは?長崎で見られることの何がすごいの?意外な寝姿、かれらの長崎での暮らし方など、マッコウクジラのいろはを教えてもらえます!実は昨年、野母崎沖でも、とあることが…(これ以上は講演で)。
会場には、長崎大学海棲哺乳類研究室が所有しているマッコウクジラの胸びれ(前脚)の骨格標本もやってきます!なんと胸びれだけで幅およそ140㎝あるという代物。近くに寄って、その大きさを体感してください。
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【日時】2020年2月22日(土) 14:00~15:30
【場所】野母地区公民館 講堂
【申込】申込不要/無料
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